近年では上履きをはかずに外履きのままの「一足制」を導入する公立の小中学校が東京都で増えてきています。
昔から学校では上履きに履き替えるというのが一般出来だった世代からしたら考えられないことが多いと思います。
そこで「一足制」でのメリットデメリットをまとめてみました。
上履きの歴史
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江戸時代では寺子屋を教育機関として使用していてその多くは、お寺や先生の自宅を使っていたため、生徒たちは履物を脱いで教室に上がっています。
その時はまだ上履きはありません。
上履きを履くようになったキッカケ
上履きを履くようになったキッカケは、明治時代の初めに政府が行った近代化政策。
1872年の学制公布により、学校に入る際に履物を脱ぐことが定められ、上履きが一般的に使用されるようになりました。
この制度は、学校の衛生環境を考慮して導入されたとされています。
西洋建築になっても昔から履物を脱ぐ習慣はというのは変わらない文化だったのでしょう。
近年では「一足制」を導入する学校が増えてきています。
そこで上履きを廃止した場合に起こるメリットとデメリットについてまとめてみました。
小学校の上履き廃止の理由は?メリットとデメリットは?
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上履きを廃止する動きは、特に東京都の港区や中野区などの地域では「一足制」が広がっています。
小学校の19校中18校が上履きを廃止している状況です。
昔から学校では上履きに履き替える文化がある日本に上履き廃止に対する不安の声がありましたのでメリットとデメリットは何かをまとめました。
小学校の上履き廃止のメリット
- 持ち物の負担軽減: 上履きの持ち帰りや洗濯、乾燥の手間が不要になるため、子どもたちや保護者の負担が軽減される。
- スペースの確保: 昇降口に下駄箱が不要になるため、校内のスペースを有効活用できる。狭い学校では特にこのメリットが顕著である。
- 防災面の向上: 土足のままで生活する「一足制」にすることで、避難時にスムーズに行動できる。上履きを履き替える時間が省けるため、緊急時の対応が迅速になる。
- 子どもに合った靴選び: 各家庭で子どもに合った靴を選べるため、足の成長に配慮した靴選びが可能である
上履き廃止のデメリット
- 衛生面の懸念: 外履きのまま学校生活を送るため、靴が汚れている場合には教室などに汚れを持ち込む可能性がある。これにより衛生管理が難しくなることがある。
- 足の健康への影響: 一足制で特定の靴を長時間履くことになり、疲れやすくなること、雨でぬれた靴で一日過ごさないといけないこと。
- 文化的・心理的な影響: 日本の多くの学校文化では上履きが一般的であったため、上履き廃止に抵抗を感じる人もいる。
世間の声はどうなのでしょうか?
上履き廃止賛成の声
世間の声
上履き洗うのめんどくさいよね💦
— みっぴー|ビジネスと家庭を両立する🐰 (@ohamikky03) February 11, 2025
PTA廃止に賛成だけど、上履きも廃止にならないかなー?
— みみっ子* (@OYnoX31a4KR6w6a) September 3, 2022
あの生地汚れ落ちないし、毎週洗うとかダルいし、持って行くのも持ち帰るのも荷物になるし。
せめて月1の持ち帰りにするとか、スニーカーとかスリッパにして欲しい。
賛成。
— らっちゃん💃🐘🎠わきまえたことない (@MIkRxZ7QQLCU0) December 6, 2021
教育にかかる費用は高校まで、無料が良いと思う。
一人に一つ必要ないものは学校にあれば良い。
制服や体操着や上履きなども必要なら支給。
要らないものは廃止で。 https://t.co/Wj1Gj1g35q
- 上履きを洗う手間がなくなる
- 持ち帰るのに手間がなくなる
- 無駄なコストカットになる
上履き廃止反対の声
世間の声
避難するのもスムーズにできるって避難は緊急事態だから上履きのまま避難すればいいと思います。
— yuko (@07grYu) February 11, 2025
っていうか、スムーズに入室できるだろうけど、上履き履いてる時より汚れるから掃除大変そうですね😅
時代の流れでありといえばありなのかなぁ
— ゆうなみ(遊波) (@Yuh_73) February 11, 2025
でも、雨の日とかで靴が濡れた時は
上履きがあって助かってたなぁ
小学校の上履き廃止の話を見たけど正直親の意見より毎日学校行ってるお子さん達の意見を大事にしてあげて欲しい…と思う。あと1日外履きでいるということは雨の日長靴履いて行った子はどうするんだろう?とか体育の授業はそれで受けないといけないのか?とか色々と問題が出てきそうだけど…
— *みけ* (@mike_mikeco) February 11, 2025
一足制の学校に行った事あるけど廊下も教室も埃っぽかった。地べたに座るのも荷物を置くのも出来ないなぁと思ったな。
— にゃんびりーばぶる (@nyanbelievable) February 11, 2025
#武漢肺炎 #新型コロナウイルス #COVID19 いわゆる新型コロナウイルス感染症が日本で大流行しなかった理由として家庭や学校等で外履き用の靴を脱ぐ習慣があったことが要因の一つとして上げられています。
— 気弱なクリオネ ◆HPbPYoY6YI (@TimidClione) February 11, 2025
学校の上履き廃止にするなら校内の床清掃は業者入れないとだめだと感じる。
— とばり みと (@veilMito3x10) February 11, 2025
てか普通に汚そう。
- 校内が汚れてトイレや外の汚れで衛生面が心配
- 雨の日など濡れた靴で一日過ごさなくて済む
- 雨の日に長靴で言った場合の運動靴はどうなるか問題
- 校内が汚れやすので荷物が地面に置けない、埃っぽい。
- ウイルス等の流行が防げる
- 掃除に業者を入れることでコストがかかるのでは?
- 校内の劣化がはやくなりそう
他に上履きに履き替える国は?
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上履きに履き替える国は日本だけなのでしょうか?隣国の中国と韓国について調べました。
中国では?
中国では靴を履き替える習慣がないばかりか、校内の清掃は清掃員が行うことが一般的だからだ。それゆえに生徒が行う掃除といえば「クラスの日直が行う教室の簡単な掃除と黒板を拭くことくらいだ」eciteニュース
生徒たちが自ら学校の掃除をすることに対してこのようなことも書かれています。
日本の学校では子どもたちに掃除を行わせており、そこには「人格教育」の目的もあると紹介。そのため、教室以外にも廊下や職員室、体育館など様々な場所が生徒たちに割り当てられるとした。また、学校で最も汚れているであろうトイレも生徒たちが掃除するとし、「掃除を通じて、子どもたちはモノを大切にすることや、協力して働くことの大切さを学ぶ」としたほか、「汚すことは他人に迷惑をかける」ということを自ら経験するとした。eciteニュース
また中国からみた日本の上履き文化には
「中国だったら靴を盗まれてしまう」―中国ネット
こういう教育方法はとても良いと思う
日本人の良い所はきれい好きというところだと思う
などのコメントが多くありました。
韓国では?
また韓国ではどうなのでしょうか?
韓国の学生が学校で履く上履きは日本と違います。
韓国には「학생 슬리퍼(ハクセンスルリポ)」という「学生スリッパ」で
学生が学校で履く専用のスリッパです。
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最近SNSでは可愛いキャラクターものなどが流行っているようです。
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