2025年7月、島根県奥出雲町の山中で発見された記憶喪失の男性「田中一(たなか・はじめ)」さんが、いまネット上で大きな話題となっています。
自分の名前や過去を一切思い出せない彼の身元をめぐり、SNSではさまざまな憶測が飛び交い、特に「アパレル業界のバイヤーではないか」という噂が注目を集めています。
この記事では、田中さんの発見状況や噂の背景を詳しくまとめます。
記憶喪失の謎の男性「田中一」
自分が誰か分からない。どうやって生きていけば…

- 田中一(仮)
- 30代後半~40代前半
- 身長約165cm
- 標準語(やや関東訛り)
- モヒカン髪型
発見時の状況:山中の謎
田中一さんは2025年7月10日頃、島根県奥出雲町の国道314号沿いの草むらで意識を取り戻しました。
「時間帯はたぶん、明け⽅か、⼣⽅かのどちらかです。起きて頭が痛くて⽬が覚めたんですけど、とにかく頭が痛くてもうそのまま、また眠るような感じ。2日くらいはそのまま倒れていました」
ようやく体を起こせるようになり、おそるおそる頭を手で触れてみましたが、出血している様子はありませんでした。 Yahoo!
激しい頭痛とともに目覚めた彼は、名前や住所、家族など、自分の過去に関する一切の記憶がない状態でした。
警察の保護を受けた際、彼は「田中一」と名乗りましたが、これは仮の名前で、本当の身元は依然として不明です
目覚めた時の所持品は

- 半袖Tシャツ
- 黒いズボン
- イタリア製のブランドバッグ
- スウェーデン製の高級腕時計
- 高品質な衣類、メガネ、モバイルバッテリー、ライター
- チャック付きポリ袋に入った約60万円の現金
身分証や携帯電話は一切なく、所持品から彼の身元を特定する手がかりは限られています。
バッグと一緒に散らばっていたブランド財布には現金は1円もなかった。
しかし、バッグの中には、チャック付きポリ袋に入れられた約60万円もの大金が入っていました。
野宿生活
田中一さんは目覚めてから喉が渇き水が飲める場所を足がかりに野宿生活をしていました。
「『ここはどこなんだろう?何でこんな所にいるんだろう?』と。あとはのどがすごく渇いていて、とりあえず散らばっていた物をカバンにまとめて、坂を下ったり登ったりを続けていたら『水』と書かれた看板が見えました」
水飲み場で話しかけられた人に自分の記憶がないことを話したところ、
これから車で出雲市駅の近くを通るから、その駅まで送ってあげるよっていう話になって街中へ向かいました。
それからコンビニなどで食料やキャンプ用品を買ったりし出雲市や松江市を移動して放浪生活をしています。
なぜすぐ警察に連絡しなかったのか?
色々と助けてくれた方々からのアドバイスがあったと語っています。
- 少し間隔をあけて警察に行ってみたら?
- 家族から捜索願が出ているかもしれない
- ある日記憶がぱっと思い出せるかもしれない
その後、携帯電話本体を譲ってくれた人もいたそうです。
田中一さんはSIMカードの買い方も教わり、電話番号の取得はできなかったものの、インターネット環境が整いましたが身元特定の手掛かりはないままでした。
【身元判明】田中一(記憶喪失 )は元アパレル関係と噂!

ネット上で特に注目されているのが、田中さんが「アパレル業界のバイヤーではないか」とい噂をされていました。
その理由について紹介していきます
1. 2009年のアパレルブログとのリンク
モヒカン髪型や目、耳の形が一致しているとして、ネット上では「同一人物では?」との声が広がりました。
ただし、写真の人物が本当に田中さんかどうかは、公式な裏付けがありません。

確かにとても似ています!!!


2. 高級感のある所持品
田中さんの所持品には、イタリア製バッグやスウェーデン製腕時計など、品質の高いアイテムが含まれていました。
これが「アパレル業界の人間らしい」という印象を与え、バイヤーやデザイナーなど、ファッションに関わる職業の可能性を連想させました。
バッグについては不思議と「自分のものだ」という感覚はあったと言います。
3. モヒカン髪型のイメージ
モヒカンという個性的な髪型は、一般的な会社員よりもアパレル、音楽、アート系の職業に多いとされるため、こうした業界人説を後押ししています。
しかし、田中さん自身はアパレルに関する記憶を持っていないため、これらの推測は現時点では単なる憶測にすぎません。
警察や関係者も身元特定に苦戦しており、確定的な情報はまだ出てきていません。



ネットの人物特定が早くてびっくりしました!
警察に相談した田中一
警察では「身長・体重を測ってもらい、指紋も採取。同時並行で、身元が分からなかった場合に備えて市役所の方も呼んできてもらえました。また、警察の人が病院に連れて行ってくれましたが、やっぱり身分証も保険証も何もないということで診てもらえなかったです。そして、警察署の調査でもやっぱり身元は分からず、市の方からは『シェルターというのがあるが、いま満床なので入ってもらえない』と言われました」
断片的な記憶で大阪へ


田中一さんは島根にいても状況は変わらないことから大阪へバスで移動しました。
8月13日朝に大阪に到着し、20分そこにいましたが記憶が戻ることはありませんでした。
大阪の区役所では市内の救護施設を案内されましたが、相部屋になることがわかり、不安に駆られて入所を断ったそうです。
福井県の東尋坊へ移動


田中一さんはもう一つのおぼろげな記憶の東尋坊へ移動することに決めました。
東尋坊でノートを見ていて、ノートには『東尋坊に来たぞ』というのと『自殺します』とあるんです。でも、その字は自分の字ではないんです。他にうっすら記憶があるのは長崎の平和祈念像、フジテレビ、富士山で、大阪から一番近いのが東尋坊だったので行こうと思ったんです」
しかし田中一さんは約10日間を警察の留置場で過ごすことになったそうです。
田中一は逮捕されたいた!
田中一さんは持っている認識がありませんでしたが警察の方も8割がた記憶喪失の事を理解したそうです。
更生緊急保護へ
2025年9月1日、田中さんは法人が運営する飲食店でアルバイトの体験をし少しずつ、生活を立て直そうと頑張っています。


2025年9月3日現在:田中一さんは、大阪府内のNPO法人「ぴあらいふ」(本部・大阪市旭区)が運営する府内のグループホームで一時的に生活しています。
情報提供先:NPO法人「ぴあらいふ」 TEL:080-6664-7759 Eメール:tanakatoiawase@pialife-loger.com
世間の声





